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道北エリアガイド

道北エリアの地域観光資源は、自然資源においては、「天塩川」の活用が重要と考えている。

​流域市町村は13地域となり、人文資源においても、NPO法人などが環境整備等の活動を行っている。

天塩川

①北海道北部から日本海に注ぐ北海道遺産にも認定された一級河川。

②天塩川は、士別市から天塩町にかけて流れる、本流の長さ256 キロメートルに及ぶ全国第4位(北海道第2位)の川です。北見山地の天塩岳を水源とし、北へ向かって流れている川で、名寄川、問寒別川等の支川と合流し、天塩町において日本海に注いでいます。天塩川流域は、美しい渓谷美を見せる上流部、山間を流れる中流部、蛇行の著しい下流部に分けられます。 名前の由来は、アイヌ語の「テッシ・オ・ペッ」(梁(ヤナ)のような岩が多い川)と呼ばれており、独特の景観を持つ天塩川は、平成16年に北海道遺産に登録されました。天塩川流域での産業は、上・中流部では稲作や畑作が盛んで下流部では畑作や酪農が営まれています。また、河口近くではサケ・マス漁のほか、「蝦夷(エゾ)の三絶(絶品)」の1つであるヤマトシジミ漁が盛んです。 

 

③自然・環境

天塩川は、手付かずの豊かな自然が多く、動物では、天然記念物のオジロワシ、オオヒシクイ等の渡り鳥が飛来し、釣り人から人気の高い幻の魚イトウの聖地とも言われてます。植物では、エゾカンゾウやハマナスなどの花が色鮮やかに咲き誇っています。天塩川の支川であるサロベツ川の流域一帯に広がるサロベツ湿原は、利尻礼文サロベツ国立公園に指定され、大小の沼地、野鳥やエゾカンゾウをはじめとする約100種類以上の花々が見られるなど多くの観光客が訪れます。 

④利用・景観

天塩川は河口から158キロメートルまでの区間は、川を横切る障害物がないことから、カヌーの適地としても知られ、上流から河口までの間を下るカヌーツーリング大会「ダウン・ザ・テッシ-オ-ペッ」が開催されています。また、河口部にある沼を利用した鏡沼しじみまつり、原生植物の散策道等の鏡沼海浜公園や天塩川最下流部に天塩川河川公園が整備されています。そこから見える日本海に浮かぶ利尻富士と、様々な色に変化する夕陽の景観は、訪れた人の目を楽しませています。 

 

⑤天塩川は、その源を北見山地の天塩岳に発し、士別市と名寄市で剣淵川、名寄川などの支川を合流し、山間の平野を流下して中川町に至ります。さらに天塩平野に入って問寒別川等の支川を合わせて天塩町において日本海に注ぐ、本流の長さ全国第4位、流域面積は全国第10位の日本有数の大河です。
 

⑥流域は、美しい渓谷美を見せる山間部、山間を流れる中流部、蛇行の著しい下流部に分けられます。上流部の士別市朝日町や下川町では豊富な森林を利用した製材業が盛んで、中流部の名寄市から美深町に至る名寄盆地は稲作の北限地帯です。下流部の天塩平野では畑作や酪農が営まれています。また、河口近くではサケ・マス漁のほか、質量ともに全道一を誇るシジミ漁が盛んです。
 

⑦流域は豊かな自然に恵まれ、上流部の山岳地は大雪山国立公園に隣接し、高山植物の豊富な天塩岳道立自然公園になっています。下流部の豊富町や幌延町は寒冷地植物の宝庫で、天然記念物のオジロワシ、ヒシクイなどの渡り鳥が飛来します。
 

⑧天塩川は河口から158キロメートルまで堰などの川を横断する工作物が設置されていないことから、上流から河口までカヌーで下るレース「ダウン・ザ・テッシ・オ・ペッ」が毎年開催されています。

 

⑨源流: 北見山地の最高峰、天塩岳(標高1,558m)

⑩流域面積: 約5,590平方キロメートル

⑪本流の長さ:約256キロメートル

⑫流域内市町村名:

<12市町村>
上川:名寄市、士別市、和寒町、剣淵町、下川町、美深町、音威子府村、中川町
留萌:天塩町
宗谷:稚内市、豊富町、幌延町

 

<天塩川の楽しみ方>

 ①温泉 剣淵温泉レークサイド桜岡、日向温泉、五味温泉、名寄温泉サンピラー、びふか温泉、天塩川温泉(音威子府村)、ポンピラアクアリズイング(中川町)、豊富温泉町営ふれあいセンター、てしお温泉夕映。

 ②キャンプ場 多数。

 ③自然観察

  鳥(マガモ、オシドリ、カワアイサ、イソシギ、カワセミ、セキレイ類、アオサギ、ミサゴ、ショウドウツバメ、コチドリ)

 ④遊ぶ

  カヌー団体。

 ⑤イベント
  

 ⑥上流からの楽しみ方

  岩尾内ダム周辺、天塩岳道立自然公園、岩尾内湖白樺キャンプ場、岩尾内湖水祭り、エリカ公演。

  朝日町ローラースキーコース、三望台シャンチェ、ヤマメの里、ホタルの里、士別めん羊牧場、グリーンスポーツ施設、九十九山、日向温泉、日向森林公園キャンプ場、道の駅、

  なよろ健康の森、道の駅、美深アイランド(チョウザメ館、温泉、道の駅)、天塩川温泉、アートヴィレッジ恩根内、エコミュージアムおさしま、天塩川命名の地、道の駅、ポンピラアクアリズイング、道の駅、金田心象書道美術館、てしお温泉夕映、道の駅、

「北海道」が命名された最北の大河

天塩川は延長256km、北海道第2位の長大河川。松浦武四郎は天塩川内陸調査の途上で「北海道」の命名をしたとされる。川の名前の由来となったテッシ(アイヌ語で「梁」(やな)の意味)が数多く点在し、河口までの160kmを一気に下ることができる日本有数のカヌー適地としても知られ、愛好者たちは20ヶ所のカヌーポートから大河を下っていく。

観光協会等

 国土交通省 北海道開発局
  天塩川リバーマップ
​   全体版ダウンロード

 美深観光協会 天塩川
  天塩川カヌー/ダウンザテッシ
 中川町観光協会 天塩川
  天塩川の解氷クイズ
 天塩町観光協会 天塩川
​  天塩川フェノロジーカレンダー

NPO法人等

ミツカン水の文化センター
​  NPO法人天塩川を清流にする会

「わが村は美しく-北海道」運動は、
「景観」「地域特産物」「人の交流」を3つの大きな柱として展開。
この運動を通じて、北海道にあるたくさんの「いいもの」をできるだけ多くの人に伝えます。
そして、世界に誇ることのできる、私たちの豊かな北海道を未来へと受け継いでいくことをめざします。

~「わが村は美しく-北海道」運動を始めるに当たって参考としたドイツ連邦共和国の取組事例を紹介します。~

地域産業のススメ

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